2020-01-01から1年間の記事一覧
山々に設営されたステージや出店に囲まれて、国内外のさまざまな音楽を聴き、躍る。友だちとお酒を酌み交わし、ご飯を食べて、SNSで交流があるひとたちと会い、「はじめまして」だとか「おひさしぶりです」とかとあいさつをする。 そんな夢想をいまでもみる…
焼き物の匂いと甘味の匂いが、空気の熱と混じり合って満ち満ちている。5時に鳥居の横で待ち合わせをしたけれど、誰も来ない。いまは4時58分。色々な人が鳥居をくぐって境内に入る。 たこ焼き、くじ引き、りんご飴。同じようなデザインの屋台は、店ごとにバラ…
おなかがずうっとぐるぐる鳴る。だいたい午後から夕方にかけて鳴る。これは胃の消化作用によるぐるぐるではなく、大腸のはたらきによるぐるぐるなのだ。 しずかなオフィスで皆が黙々と仕事をしているなか、自分のおなかがなんども鳴る。厄介なのは、稀にほぼ…
2020年6月30日の火曜日。退勤後、電車のなかでSNSやニュースをチェックする。職場ではスマートフォンを見る余裕はほとんどないので、このタイミングでざっくり今日のできごとを確認する。目に飛び込んできたのは、「シャムキャッツ解散」の文字だった。まじ…
さっきまで5月だった気がする。 仕事がいきなりエンジンフル稼働になったものだから、疲弊がそれなりにある。ポンコツ人間なので、ちょこちょこ凡ミスもしてしまう。これが気にしいの自分からするとかなりのストレスを喰らう。気遣いの心労ほど蓄積するのも…
無心になれる作業が好きだ。大学生のころ、所属していたクラブで、最近の活動内容を報告する広報誌のようなものをOB・OGに発送するという雑務があった。はじまるまではすこしだるいなと思いながらも、適当にふられた仕事内容を把握し自席につく。封筒に宛名…
いつのまにかゴールデンウィークも終わり、在宅勤務と外出を控える生活がふたたびはじまる。仕事をしているといつの間にか夕方になり、適当にその日の夕食を食べたあと、のこった作業を行ったり、本を読んだり、テレビや映画やYouTubeを観たりしているうちに…
今年のゴールデンウィークは、NOT WONKのライブを観て、せっかくなので国内ひとり旅(東北編)をしたり、遠方の友人に会いに行ったりしようかと思っていたのだが、どれもこれも中止になってしまった。スーパーに買い出しに行く以外は家に引きこもるという在…
4/27(月) ずっとラジオを聴いている。基本的に、radikoのタイムフリー機能を使って過去1週間に放送されたものを聴いている。そうすると時折流れる時報やパーソナリティのテンションなどから、いま流れる時間とラジオから流れてくる時間がズレていることが…
4/21(火) 『ファーストサマーウイカのANN0』を聞いていたら、LADY Qの「ダメダメのうた」が流れてきた。前日に劇場版のクレヨンしんちゃんを観ていたので、個人的はタイムリーな選曲だった。「ダメダメのうた」というわけではないが、今日は何だかダメな日…
4/16(木) 最近は夜寝る前に養命酒を飲むことが習慣になっている。生薬の匂いと独特の甘さがくせになる。身体もぽかぽかしてくる(気がする)ので、しっかり常飲している。それが昨晩切れてしまったので、お昼の時間に買いに行く。外に出ると春めいた風が吹…
4/11(土) スーパーに買い出しをしに行くついでに、近所のお店で入荷していたmei ehara「昼間から夜」の7インチを購入した。表題作が大好きなのはもちろんのこと、B面に収録されているホール&オーツ「I Can't Go For That」のカバーが素晴らしい。 レベッ…
4/6(月) 今週から本格的に在宅勤務になった。電車に乗らなくていいだけで、こんなに気が楽なのかと感じる一方で、SNSをみると相変わらずの満員電車のようできもちがくるしくなる。 先週リリースされた新譜をBGMに地味業務をすすめる。加えて、フィロソフィ…
4/1 在宅勤務が始まった。ここだけの話、本当に快適だ。上はパーカーに下はスウェットというものすごく楽な格好で、作業を行うことができる。これからも週に数回はこの形態でおしごとをしたい。 もうひとつ、在宅勤務のメリットに家事がはかどるという点が…
新型コロナウィルスの影響で、行く予定だったライブが軒並み中止か延期になってしまいやるせなくてしようがない。The National、KIRINJI、折坂悠太、GEZAN、運良くリセールで良席を手に入れることができた空気階段の単独ライブ、コンプソンズの新作公演、テ…
寺尾紗穂 - 北へ向かう ひとりでありながら、ひとりではない。生きとし生けるものが緩やかに繋がり、向き合い、日々を暮らしていくこと。私たちが今を生きるうえで必要なことが、11曲のなかに含まれている。そんなことを思わせてくれる。 3年ぶりとなる寺尾…
飲み会帰りに最寄り駅、もしくは最寄り駅の前後の駅に降り立ったとき、ひとりでもう少し飲みたい気分にふとなる。家でひとり飲み直すのもいいけれど、ちょっぴりさみしくもなるので、ここは思い切ってひとりでどこかのお店に入ろうかしらんと商店街を右往左…
一歩踏み出したとたん、次に身体のどこをうごかせばいいのかわからなくって途方に暮れる。足元に障害物はなにもないはずなのに、身体は動かない。視界の左側からは、月の光と歩道を照らす街灯のあかりが混じり合って、こちらにのびてくる。傍に生えている雑…
いまさらになって、小袋成彬が昨年リリースしたアルバム『Piercing』をよく聴いている。当人が発言しているように、ピアスを空けるようなノリで製作されたという本作は、すこしの背伸びとそれに伴う肉体的な痛みが共存しているような作品だ。聴きつづけてい…
週に一度は銭湯に行って、心身をととのえる。いつものように交互浴を存分に楽しんでいると、どこからか芳ばしいにおいがする。だれかが焼肉かなにかを食べてから銭湯に来たのかしら。火照ってぼんやりする頭は、そんな当たり前のことしか考えることができな…
久しぶりに歯医者に行った。住んでいる地域では特定の年齢が無料歯科検診を受けることができ、本年いっぱいが受診締切だったので年の瀬駆け込み。それにしても以前歯医者へ行ったのはいつなのか全然覚えていないくらい、長い期間行ってなかった。 そのため歯…