20170314

 

  一月。僕が住む街は寒い上に風も冷たく、朝起きるのにも一苦労。そんななか迫ってくるのは、卒業論文町田康という作家について書いた。語り口が非常に独特(戯作派由来の饒舌体と評されるが、もっとアクが強いと感じてます)で、加えてそれに従うように物語が流転していく作品に取り憑かれ、研究しようと思い立った。が、そんな癖の強い文章を、これまでに文を書く経験に乏しい小童が論文作成しようとすると、そりゃあ苦労しますわな。自分の考えていること・感じていることを、「表現」「批評」することは、自明ではありますが難しい。しかし磨かねばならぬのだ。まだまだ学ぶ機会を設けることができたので、せめて読んだ人(教授くらいしかいないだろうけど)に、面白がってもらえるものを書きたいと感じた。

  共に過ごした音楽はThe xx、Suchmos、Awesome city club、Cloud Nothingsの新譜。さすがに卒論関係以外の本を読む余裕はなく、町田康などを読み返す。笙野頼子も登場するのだが、急遽作品を「なにもしてない」に変更してよかったと思っている。

 

  二月。まだまだ寒い。卒論の打ち上げで幕開け。楽しゅうござんした。こうして飲む機会も残り少ないと思うと、何だか心寂しい。しばらくは卒論でバーンアウトしてしまう。発表準備もあるのに、何もする気が起きない。東京へ旅行に行く。この時期の夢の国は風が強すぎて、体温が低下するスピードがスーパーカーの速さ並みな僕にとって、まさに生き地獄。ただ、ミュージカル的な催し物は、オリエンタルランドのプロ意識に圧倒された。他にもコーヒーを飲んだり、蒙古タンメンを食したり、大好きな古着屋でギャルソンオムプリュスのデッドストックを手に入れることができたりしたので、まあ楽しかった。金は使うが、なぜかなかなかバイトのシフトに入れない。発表会は時間内に終わらせたものの、わかりやすく工夫しようと考えたところが、逆にわかりづらくなったようで、自分の意図と他者の受容はこうも相違するのだなと痛感。あとは飲んだり、スノーボードに行ったりと充実。しかし金がねぇ。

  Homeshake、Dirty Projectors、Thundercatの新譜をよく聴いた。阿部和重保坂和志ゴーゴリなどを読んだ。